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1日8,000歩以上、週1~2日でも死亡リスク低下
健康維持のために推奨されている目標歩数は1日あたり8,000歩以上ですが、京都大学などの研究グループは、週1~2日の頻度でも、1日あたり8,000歩以上歩くことで健康によい影響が得られることを明らかにしました。
これまでの研究で1日8,000歩以上歩く人は死亡率が低くなることはわかっていましたが、週に数日だけ歩く場合の健康への影響についてはわかっていませんでした。そこで、京都大学とカリフォルニア大学の研究グループは、2005~2006年に行われたアメリカの国民健康栄養調査のデータを活用し、20歳以上の男女約3,000人(平均年齢50.5歳)が1週間で8,000歩以上歩いた日数と10年後の死亡リスクとの関連を分析しました。
その結果、1週間に8,000歩以上歩く日数が多い人ほど、 10年後の死亡率と心血管疾患※の死亡率(心血管死亡率)が低下していることが示されましたが、研究グループは、1日あたり8,000歩以上を週1~2日歩いている人は、週3日以上定期的に歩いている人とほぼ同じ程度の死亡リスク低下が認められると指摘しました。
研究グループは、週に数日間だけ歩く習慣を取り入れることで健康によい影響が期待できるとしています。
最近では歩数をカウントできるスマートフォンやウェアラブルデバイスなどもあります。健康維持のため、週に1~2日でも1日8,000歩以上歩く習慣を取り入れましょう。
※心血管疾患:心臓や血管の機能異常によって引き起こされる病気の総称。
⚫1日8,000歩以上歩いた日数と10年後の死亡率
(週に1日も歩いていない人と比較した場合の低下率)
『1週間の歩行パターンと死亡リスクの関連を明らかに – 週2回しっかり歩くことで健康は維持できるか?』(京都大学)より
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1日8,000歩以上、週1~2日でも死亡リスク低下
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